知識による権威は、地位による権威に匹敵する
とるべき行動
これまで自らが行った決定のうち、組織全体の成果に大きく貢献したものは何か?
身につけるべき姿勢
意思決定に置いては常に全体の成果を考える。トップのように考える。
組織の意思決定はあらゆるレベルで行われる。
知識労働者は、自らの専門分野、例えば、税務については他の誰よりも知っていなければならない。
その意思決定が組織全体に大きな影響を与える。
知識にともなう権威が認められなければ、成果をあがることはできない。
同時に、最終的な意思決定のための権限が確立されなければ、意思決定を行うことは出来ない。
あらゆる組織において、権威と権限がダイナミックな関係のもとに併存しなければならない。
社員は十分な収入を得る必要があるし、家族を養うに足る収入を得る必要がある。
しかし、会社が基本的な報酬ラインを満たしていれば、金銭は業績やモチベーションにそれほど影響しない。
コーネル大学の研究者が320の中小企業を対象に調査したところ、その半数は従業員に自律性を認め、残りの半数はトップダウンの指示に頼っていた。
管理志向の強い後者と比べて、前者は平均4倍の成長率を示し、離職者にいたっては3分の1だった。