生産性はProductivityと英訳されますが、週5日より週4日労働のほうが効率良く働けるという研究結果です。
つまり、週休2日では少なすぎて、週休3日がオススメだよってことです。
American Journal of Epidemiologyの研究によると、週に55時間働いた人は、週40時間しか働かなかった人に比べて知的作業の効率が下がってしまうことがわかっています。
また、「Be Excellent at Anything」の著者トニー・シュワルツ氏は、人は休憩の後に90分間の爆発的な集中を得ることができる、とHarvard Business Reviewに語りました。
総合すると、労働時間を減らして休憩を多く挟むことで長時間働くよりも効率的に仕事ができる、ということになります。
GoogleのCEOも推奨
Googleのラリー・ペイジCEOは、自社で実行していないものの「週4日労働制」を推奨しており、プロジェクト管理ツール「Basecamp」のジェーソン・フライドCEOは、従業員に対して1年間の半分は「週4日労働、週32時間」という勤務体系を採用しています。
フライド氏は「圧縮された労働時間の中では、少ない時間を大切にするため、重要なことに注目する傾向があります」とニューヨークタイムズに話しています。
さらにUK Faculty of Public Healthが週4日労働制は従業員の血圧を低下させ、メンタルヘルスを改善させる効果がある、と主張しています。
それで実例はあるの?
もちろんあります!
Facebookの写真共有アプリ「Slingshot」は、週に3日間の連休制度を導入したところ、従業員在籍率が急増したとジェイ・ラブCEOは話しています。
これに続いてウェブデザイン&ウェブ開発学習プラットフォームの「Treehouse」が週4日労働制を取り入れたところ、会社が急成長する一因となったとのこと。
でも、世間は週5日労働なんだから合わせないと、クライアントに迷惑がかかる
解決策はあります!
何のための、会社という組織ですか?
シフト勤務にしてください。
世界的に週休2日制が認められているため、ほとんどの会社は取引上の都合などから平日を休みにすることは難しいのが実情。
そこでヒューストンのコンサルタントであるデイビット・ステファン氏がLinkedInで週4日労働制を取り入れるための解決策を提案しています。
その方法とは会社を2つのチームに分割して分業制にすること。
Aチームは月曜日~木曜日までを割り当てて、Bチームには火曜日~金曜日を割り当てます。
この勤務シフトは毎週切り替わるため、週末は実質的に4連休になります。
営業時間は8時~17時から7時~18時までに変更され、1日の労働時間は10時間に増えていますが、勤務日の病気欠勤も取得しやすい環境であり、全体の士気は急上昇。
従業員は「8時間で週に5日働くより、10時間を4日働く方が良い」と、新しい勤務体系を好んでいるとのことです。
という記事の紹介でした。
産業革命、この時代の働き方をまだ続けますか?
※参考URL
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