バフェットから学ぼう株式投資000 – あれこれやりたい人は、何もやれない人である

あれこれやりたい人は、何もやれない人である。
他の人達の肩の上に立つのはちっとも悪いことじゃない。
-「スノーボール」

バフェットは世界一の投資家と呼ばれる巨人ですが、最初から「世界一」だった訳ではありません。
世界一になる過程で学び、巨人の肩に乗ることで独自の投資スタイルを確立しました。

バフェット最初の株選びは「父ハワードが推薦しているから」という理由でした。
しかし、ベンジャミン・グレアムに出会ってからは、その影響を強く受けるようになっていきました。

グレアム・ニューマン時代、バフェットは「ムーディーズ・マニュアル」や「ナショナル・クォーテーション」といった本に目を通しては「とんでもなく割安な会社」を1つ2つと見つけていましたが、当時のバフェットはグラムのそばに居てアイデアを拝借できることを心の底から喜んでいました。
グレアムのアイデアに便乗し、グレアムに導かれるままに「とんでもなく割安な会社」を見つけ、そうした会社に資金を投じていました。
すべてを考える必要はない。
-「スノーボール」

バフェットはグレアムという巨人の肩に乗ることで投資家として成功を手に入れ始めていましたが、もう一人の巨人がいました。
投資家のガードン・ワトルズです。

ワトルズは、ある会社の株を割安で買って、その会社がまた別の会社を割安で買い、そこがまた別の会社を割安で買うという手法で一大帝国を築いていましたが、バフェットはこのワトルズのやり方がとても気に入っていました。

バフェットはワトルズが所有する株のいくつかを買うなど、長年にわたってワトルズの後を追い続けました。
「道はただひとつ、便乗することだ」がバフェットの考え方でした。

バフェットはグレアムやワトルズという巨人の肩に乗ることで着実に成功を収めるようになっていきましたが、その一方でバフェットは単なる追随者でもなければ、単なる便乗者でもありませんでした。

グレアムの極端なまでの分散投資はバフェットの流儀ではありませんでしたし、会社の資産だけでなく、経営者の資質やブランドなど見えない資産にも強い関心を示していました。

バフェットがグレアムやワトルズをはるかに凌駕できたのは、巨人の方の上に乗ることが出来たからです。
そこに「自分の頭で考える」が加われば、人はかなりのところまで行くことが出来ます。

ムーディーズ・マニュアル


■バフェットから学ぼう株式投資000まとめ
□ 001: “規律は自分で決める。”
□ 002: “決めた規律は守る。”
□ 003: “買った時の株価に拘泥しない”
□ 004: “あわてて小さな利益を得ようとしない”
□ 005: “自分で考える”
□ 006: “自分で納得行くまで調べる”
□ 007: “十分に理解することができる”
□ 008: “市場を理解する必要はない。企業の理解に絞る”
□ 009: “理解は、価格が適正か、経営陣を好きになれるかどうかという点に絞る”
□ 010: “目標は、「経営陣をよりも深い知識を持つ」”
□ 011: “5年、10年、20年と確実に収益をあげられるビジネスである”
□ 012: “それを適正かつ合理的な価格で購入する”
□ 013: “素晴らしい企業をまずまずの価格で買う”
□ 014: “集中的に投資する”
□ 015: “長期間保有する”
□ 016: “投資における収益率は知的努力で決まる”
□ 017: “投資先の企業を(ビジネス)パートナーと考える”
□ 018: “環境の激変に耐えうる、復活力の強い企業こそが理想”
□ 019: “会社(株式)を売るのを嫌う”
□ 020: “(企業の価値に対して)相場が急落した時は抜け目なく購入する”
□ 021: “証券ではなくビジネスを買う”
□ 022: “市場価格と内在価値の差を利用して利益を得る”
□ 023: “メンター(先生)を持とう”
□ 024: “自分からすぐに行動する”
□ 025: “徹底してやり続ける”
□ 026: “少額でもいいから投資(実践)をする”
□ 027: “常に複利で考える”
□ 028: “時間をムダにしない”
□ 029: “相手の時間も自分の時間も大切にする”
□ 030: “長期的視点で考える”
□ 031: “失敗体験を忘れず、そこから学ぶ”
□ 032: “様々な経験を通して古い考えを捨て、新しい考えを取り入れる ”
□ 033: “学習マシンになる”
□ 034: “株式投資は、農場投資と同じ”
□ 035: “当たり前のことを当たり前にやり続ける”

 

紹介 Azusa Nakano

中野システム研究所 所長

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