毒親の正体と本当の悪影響

「毒親の影響はどこまであって、どこまでないのか?」という話。ロンドン大学の研究です。

毒親の条件

たった一つの条件を満たすかどうかだけで、毒親かどうかを判別できます。

約5,300人分のデータを元に、少年期、中年期、更年期、全員の幸福度・人生の満足度を調べた。
そして、両親の子育てのスタイルを比べました。

特定のスタイルで育てられた人は、大人になってからの人生の満足度が低下して、不幸度がものすごく上がった。

毒親の特徴

心理コントロール傾向が高い

→ネガティブな感情で無理やり子供を支配しようとし、動かそうとする。
これが毒親の唯一の特徴です。

逆に、これ以外は毒親の特徴にはなりません。
ただ、親が厳しい、というだけでは毒親的な影響は受けないので安心してください。

※参考
心理コントロール傾向(マキャベリアニズム
ダークトライアド
マキャベリアニズム尺度日本語版の作成とその信頼性・妥当性の検討

間接的にネガティブな感情を子供に抱かせることによって、意のままに動かそうとする。
これが、毒親の唯一の特徴です。
戦国武将で言えば、「宇喜多直家」や「松永久秀」みたいな人かと思います。

このスタイルの親に育てられた場合、大人になってからの人生の満足度が低下し、不幸度が非常に上がることが分かっています。

どのような感情?

具体的に言うと、罪悪感・恥・恐怖、などの感情です。

具体的には以下のような行為

  • わざと人前で叱って子供に恥をかかせる
  • 遠まわしに嫌味を言って罪悪感を煽る
  • 怒鳴り散らして恐怖を与える
  • 何らかの罰を与えると言って脅す
  • 罵声を浴びせて自尊心を踏みにじる

毒親の特徴(愚体例)

セーフな行為

ストレートに命令する。
ネガティブ感情を与えるのではなく、命令でコントロールする(行動コントロール)のは大丈夫です。

このようなタイプの子育ては長期的に見れば、毒親的なネガティブな悪影響はありません。

勉強しろ、と言われたり、家事を手伝いなさい、と言われたりなど、単に厳しいだけというものです。

なぜ、心理コントロールがヤバイのか?

恥や罪悪感で子供を支配する親の元で育つと、「愛着スタイル」に問題が出ます。
「愛着スタイル」は人間関係の基盤となるもので、人との関わり方を決めるものです。
この「毒親スタイル」で育てられると、「愛着スタイル」が歪んでしまいます。
この「愛着スタイルが歪んだ状態」が日常生活に支障をきたすレベルまでになってしまうと、自閉傾向やADHD傾向などの発達障害のような症状を伴う、「反応性愛着障害」になります。
この状態では、基本的に人への信頼感が失われた状態となっています。
他人の評価は0か100しかなく、ちょっとしたきっかけで、100が0になり、安定した人間関係を構築するのは不可能となります。

この信頼感の欠如は「コミュニケーションの距離感が掴めない」というような表現で表れたりします。
結果として、人間関係に問題が絶えず、人生がうまく行かなくなり、大人になってから非常に高い不幸度を抱えたまま生きていくことになります。

不適切な育児が原因の「反応性愛着障害」か遺伝が原因の「発達障害」かを判別するには、生育歴を調べ、それで判断するくらいしかないようです。
「反応性愛着障害」は「虐待系発達障害」と呼ばれるほど、その症状は酷似していますが、発達障害よりも子供の脳へのダメージは深刻と言われています。

歪んだ愛着スタイルとして、不安型や回避型がありますが、どちらも「神経症的傾向」と呼ばれます。
この「神経症的傾向」を改善することにより、毒親の影響も少なくなります。

これをするには「瞑想」や「運動」で自己効力感を高め、「自分の力で未来を変えられる」という自信を持つことが大事です。

毒親の影響の直し方

「瞑想」や「運動」で自己効力感を高め、「自分の力で未来を変えられる」という自信を持つ。

治療法は「自己効力感を高める」という1つだけです。

産まれた直後から数十年に渡り、毒親が、子供に憎しみを持って、自殺へと追い込むために、徹底してボロクソに叩きのめした、が全く無駄だった、自分の心を「瞑想」や「運動」で鍛えていきましょう。

毒親カウンセラー?

ネット上などには毒親カウンセラー的な人たちが結構いますが、
科学的に研究された効果的な対処法は、今の所、
「自己効力感を高める」
っていう1つだけなので、そういうところで相談するよりは、
自分で瞑想や運動の習慣を作る努力をしたほうが賢明かと思います。

どうしても助けが必要なら、ジムでトレーナーについてもらうとかのほうがいいかもしれないです。
多分、料金的には同じくらいかと。


2018・11・16追記

毒親の特徴(愚体例)

毒父の特徴

  1. 支配的。自分の話を聞かせてばかりで子供の話に耳を傾けない
  2. 「誰に食わせてもらってると思ってるんだ!」「文句があるならうちから出ていけ!」などと脅し不安にさせる
  3. 子供の学歴や進路、就職先などが自分の基準を満たしていない、期待通りでないと反対、罵倒、あからさまに不機嫌になる
  4. いつも自分が正しく、子供の言うことは間違っていると思っている
  5. プライドが高く、謝罪しない
  6. 自分の間違いを認めない
  7. 母親へのモラハラ発言、「お前の育て方が悪かったからこうなった」などと子供のミスや子育てが上手くいかなかったことを母親のせいにする
  8. 子供の失敗を許さない
  9. 子供の言っていることを理解できない。あるいは理解しようとしない
  10. 自分が理解できないこと=間違っていると決めつける
  11. 子供への興味をほとんど持たない。無関心
  12. 子供が思い通りにならないと、怒鳴る、体罰などにより服従させる
  13. 夫婦喧嘩が多い
  14. 自分の一方的な価値観を子供に押し付ける
  15. 子供を身体的、性的に虐待

※ 参考
これだけは知っておくべき!毒親の父に対処するための最強の方法!


自分の力を誇示するために、金銭的支援をする親

この父親は、金銭的に恵まれていない娘夫婦に「支援する」という名目で、マンションを無料で提供すると約束しました。娘夫婦はお金に余裕がないので、喜んでその提供を受諾したのですが、その後、父親は次のような暴言を娘に言い続けました。

  • 「お前たちがマンションに住めているのは誰のおかげだと思っているんだ。」
  • 「お前たちが心配だよ。俺が助けてやらなければ、お前たちは、まともな生活なんか出来っこないんだから。」
  • 「俺のような父親がいることに、もう少し感謝したらどうなんだ。お前はまともに働く能力もないんだから。まあ、パパがお前を大事にして、甘やかしたのがいけないんだけどな・・。」
  • 「お前(娘)は甘やかされてきたから、わがままで、苦労に耐えられないんだ。今は助けてあげられるけれど、俺が死んだら、お前たちは貧乏生活が待っているんだ。パパは心配しているんだぞ。」

※ 参考
毒親の特徴とは?「金銭毒親」はこんな人 | ふわふわふわふわ

紹介 Azusa Nakano

中野システム研究所 所長

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