リーダーに求められるのは「信」 。『孫子』の考え方とは?

組織の勢いを重視する

善く戦う者は、これを勢に求めて、人に責(もと)めず

善戦者、求之於勢、不責於人。(兵勢篇)

戦功者は、なによりもまず勢いに乗ることを重視し、一人ひとりの働きに過度の期待をかけないもの。『孫子』は、わかりやすいたとえを引いてこう語っているそうです。

「勢いに乗れば、兵士は坂道を転がる丸太や石のように、思いがけない力を発揮する。……勢いに乗って戦うとは、丸い石を千仭(せんじん)の谷底に転がすようなものだ。これが戦いの勢いというものである」

戦いにおいては、勢いに乗って一気に決着をつけることが重要である。 『諸葛亮集』もそれを指摘している。 「計謀は密ならんことを欲し、敵を攻むるは疾(はや)からんことを欲す」(便宜十六策) 作戦計画はあくまでも秘密にし、敵を攻撃するときは疾風のごとくあれ、というのである。

「敵を捕捉するときには鷹が獲物を狙うように、戦端を開いたら奔流する河川のように圧倒すれば、味方を損耗することなく、敵を撃ち破ることができる」

現場の判断に任せる

君命(くんめい)に受けざる所あり。

君命有所不受。(九変篇)

「軍を率いて出陣するからには、将たる者が指揮権を掌握しなければならない。君主が横から口をはさんだのでは、作戦を成功させることはできない」(『三略』中略)

「将は以って信ならざるべからず。信ならざれば則ち令行われず。令行われざれば則ち軍槫(まとま)らず」(『孫臏兵法』将義篇)

将たる者である以上、『信』があることが必要。なぜなら『信』がなければ命令を徹底させることができず、したがって軍をまとめることもできないから。

ちなみに「信」とは「ウソをつかない」「約束したことは必ず守る」という意味だといいますが、これも将たる者が持つべき重要な条件なのだそうです。

さて、今の日本のリーダーに「信」はあるのでしょうか?
日大タックル部監督、いじめ隠蔽、文科省の貧困調査パコパコ・・・
腐敗だらけの教育機関で、教育された子どもたちが将来、どのような未来を作っていくのか??

紹介 Azusa Nakano

中野システム研究所 所長

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