バフェットから学ぼう株式投資000-なぜこの会社を買収するのか?

「なぜこの会社を買収するのか」という題で1本の小論文を書けないなら、100株を買うこともやめたほうがいい。
ー「バフェットの株式総会」

ウォーレン・バフェットは、生まれて初めて株を買った時に2つ、大学生時代に2つ、富豪になるための大きな教訓を得ている。

1941年 11歳の時、1株38ドルの株を3株買った。
購入した株はいったん27ドルにまで下がったが、バフェットは株価の回復を待ち、40ドルに上がった時に売却、6ドル弱の利益を上げた。しかし、その後、株価は200ドルにまで急騰する。
バフェットはここから2つの教訓を得た。
①買った時の株価に拘泥しない
②あわてて小さな利益を得ようとしない

次は1950年、はじめて株主総会に出席した時だ。
株主総会の帰途、バフェットはグレアムの盟友でもある大金持ちの投資家ルイス・グリーンに昼食に誘われた。
最初は楽しく話していたグリーンは突然、バフェットにこんな質問をした。
「どうしてマーシャル・ウェルズを買ったんだ?」
「グレアムが買ったからです」
大学生だったバフェットがこう答えると、グリーンは一言「ワン・ストライク」と言った。
「人が勧めるから買うのかい?投資は自分の頭で考えて行うものだ。今回はアウトまでは取らないが、ストライクは取るぞ」という強烈な教えだった。
バフェットはここからあと2つの教訓を得た。
③自分で考える
④自分で納得行くまで調べる

独力で考えなかったら、投資では成功しない。
ー「スノーボール」

今、バフェットは世界最大の投資持株会社バークシャー・ハサウェイのCEO兼会長として世界の注目を集める。
その株主総会を訪れる若い投資家たちに、バフェットは
「なぜその銘柄を、なぜその価格で買うのか」
とみずからに問いかけてほしいとアドバイスする。

「値上がりしているから」
「人気銘柄だから」
「権威者がすすめているから」
としか答えられないようでは、購入は中止だ。どんなチャンスに見えても見送る。
それが本物の投資家としてのスタートである。


 

紹介 Azusa Nakano

中野システム研究所 所長

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